谷繁新監督　「やっぱり守り」投手王国の再建テーマ

　常勝軍団復活に向け、中日・谷繁新監督は「やっぱり守り。投手をきっちりしないと」と投手王国の再建を掲げる。

　昨季はチーム防御率が３・８１のリーグ４位と低迷した。完投はわずか２つに終わった。エースの吉見は今季開幕に間に合わない見込みで、投手陣の全体的な底上げが不可欠だ。また、野手陣の世代交代も急務。昨季のチーム盗塁数は５７個。リーグ最多だった広島の約半数だ。併殺打は１２９個でリーグワースト。ベテラン中心のチームは機動力不足も露呈した。指揮官は「年齢は関係ない。力のある人が試合に出る」と、落合博満元監督（現ＧＭ）と同様に実績にとらわれない起用を強調した。