星野監督 厳しい戦いは覚悟の上「連覇は難しい 昨季以上に苦難の道」

[ 2014年1月1日 09:38 ]

ファンに手を振る星野監督(左)と立花社長

 楽天は球団創設10年目の14年シーズンを王者として迎える。節目のシーズンに目指すのは、2年連続日本一だ。

 自身も初の日本一に輝いた星野監督が「運のいい結果になった」と笑うように、昨季は全てがうまくかみ合った。エースの田中は24勝0敗1セーブと歴史的な成績を残し、中軸に座った外国人選手も存在感を発揮した。15勝を挙げたルーキーの則本や、3番に定着した銀次ら若手の成長も著しかった。

 今季は対戦相手の警戒度も増し、厳しい戦いが予想される。1992年に西武が3連覇を達成して以降、2年連続で日本シリーズを制したチームはない。厚い壁を破るには、田中の大リーグ移籍にかかわらず、現有戦力の底上げが不可欠となる。

 指揮官は「(新戦力は)出てくるもの」と期待しつつ「連覇は難しい。このチームは優勝はしたとはいえ、ずっと挑戦者という気持ちがないと駄目。我々の球団はまだまだ道のりの途中。昨季以上に苦難の道を味わわないといけないだろうと覚悟している」と強調し、常勝軍団を目標に掲げた。

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2014年1月1日のニュース