松井 マー君と初対面で感激「オーラ凄かった」

[ 2013年12月9日 05:30 ]

マウンドで投球フォームを披露する松井

 松井に最高のサプライズプレゼントだ。楽天にドラフト1位で指名されて入団が決まった桐光学園の松井裕樹投手(18)ら新入団選手9人が8日、Kスタ宮城など球団施設を見学。9日の入団発表を前に緊張気味だった新人の視界に飛び込んできたのは、激励のためにクラブハウス内の一室を訪れた田中の姿だった。

 「おめでとうございます。プロの世界に入って、いろいろ大変でしょうけど頑張ってください」

 短いあいさつの後は握手と写真撮影。松井は「手も本当に大きかった。入ってきた時のシルエットというか、凄く体が大きくて、オーラが凄かった」と興奮冷めやらぬ様子だった。

 この日、Kスタでのトレーニングを終え、食事に行こうとした田中に球団が打診して実現した。松井にとっては先月28日の契約時に「僕も田中将大投手のような負けない、チームを勝たせられる投手になりたい。メンタル面など聞いてみたい」と話していた尊敬する先輩との初対面。5分ほどで、個人的に質問をぶつける場面はなかったが、実際の姿を目に焼き付けただけでも大きな意味があった。

 「僕もあれぐらい体を大きくしたい。下半身の大きさが全然違う。威圧感もあった」と松井は話した。高卒から入団7年目で、絶対的エースとなった田中。松井は現在76キロ。まだプロの体とはいえない中で、目指すべき姿が目の前にあった。「オンとオフの切り替え。投球面のメリハリについて見習いたい」と目を輝かせた。

 本拠地のマウンドにも立った松井は「ここでプロ野球人生が始まるんだなと感じた。このグラウンドで早く活躍したい」と語った。寒さに震える場面もあったが、田中との対面で、心はさらに熱くなった。

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2013年12月9日のニュース