早大12安打快勝締め 3年生の中村&小野田アベック弾!

[ 2013年11月4日 06:00 ]

<早大・慶大>初回に先制打を放った中村

東京六大学野球最終週最終日 早大9―2慶大

(11月3日 神宮)
 早慶戦2回戦が行われ、早大が慶大を9―2で下して連勝した。打線は中村奨吾内野手(3年)、小野田俊介外野手(3年)の3、4番コンビがアベック弾をマークするなど12安打。全日程が終了し、3位が確定した。慶大は終盤に失速し、勝ち点3ながら4位に終わった。

 伝統の早慶戦で2連勝を飾った早大ナインは、すがすがしい表情だった。12安打で9得点を奪う快勝締め。その中心には3年生コンビがいた。初回、1死一塁から4番・小野田が左越え2ラン。現役最多の通算8号に「きのうは体が前に突っ込んでしまっていたので、重心を低くして臨んだ。上半身の力が抜けて良かった」と笑顔を見せた。

 3番に座る中村も続いた。3回、先頭で打席に入ると高めの直球を捉え、左翼ポール直撃弾。今季4本目に「これまでチャンスをつぶしていたので、打たないと4年生を送り出せないと思った」と意地を見せた。ともに来秋のドラフト候補に挙がる右の大砲。小野田が「(プロは)小さい頃からの夢」と話せば、中村も「プロに行きたい」。優勝を逃したシーズンだったが、来季につながるクリーンアップのアーチ競演だった。

 ▼早大・吉永(3回から登板し、7回無失点で2勝目)今季は四死球で出した走者を還すことが多かったので改善しないといけない。

続きを表示

この記事のフォト

2013年11月4日のニュース