掛布氏「張り切り過ぎて」熱血指導 安芸キャンプ合流

[ 2013年11月2日 20:11 ]

阪神キャンプで森田のバットを手にして指導する掛布氏

 阪神の掛布雅之ゼネラルマネジャー(GM)付育成&打撃コーディネーターが2日、高知県安芸市での秋季キャンプに合流し、阪神での指導者役をスタートさせた。午前10時から約7時間、若手主体のメンバーに熱血指導。「張り切り過ぎてしまった」と、終了後は座り込んで苦笑した。

 貧打解消を託された通算349本塁打の「ミスタータイガース」は合流初日からほぼ全員に声を掛けた。明るい人柄そのままに「今(新井)良太がつかみましたよ」と声を張り上げれば、鋭い打球を放った選手には大きな拍手。厳しい練習を楽しく取り組ませた。新井良は「(気持ちを)乗せてくれるアドバイスをしてくれる」と大歓迎だ。

 打撃指導だけにとどまらず、守備練習では現役時代の定位置だった三塁へ向かい「ホットコーナーを守る選手が引っ張ってほしい」と新井良らに捕球姿勢などを指導。守備での正しい体重移動が打撃に生きると説いた。

 上はウインドブレーカーでも下は慣れ親しんだ縦じま姿。「いいものだなと思った」と1988年の引退後初めて阪神に戻った喜びを口にした。

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