星野監督に来季続投要請 楽天オーナー「百点満点じゃないですか」

[ 2013年8月23日 06:00 ]

<楽・日>あと一本が出ず重苦しい展開の星野監督

 楽天・三木谷浩史オーナー(48)が22日、Kスタ宮城を訪れ、今季で契約が切れる星野仙一監督(63)に来季の続投を正式要請した。

 試合前に直接要請をしたもので、三木谷オーナーは「きょう正式に話をした。ぜひ継続(続投)してほしい。ファンを魅了する力がある素晴らしい監督だと思う」と話した。

 星野監督は11年に就任。以来1年ごとに契約を更新してきた。今季はこの試合前まで貯金16。球団創設9年目での初優勝へ向け、首位を走っている。会談した際に指揮官から「優勝に懸けている。選手を喜ばせてやりたい」と言われたという三木谷オーナーは「星野さんらしい、男気のある意気込みを感じた」。その上で「新設球団が優勝するのは歴史的なこと。全面的にバックアップします」などと激励した。

 チームはエース田中が開幕から17連勝でプロ野球記録を更新中。一方で野手では銀次、枡田、島内ら「星野チルドレン」ともいえる若手が成長を見せている。三木谷オーナーは今季の戦いぶりを「百点満点」とし、「若手を辛抱強く使って育て、勝敗にもこだわる。両方できるところが一番大きい」とその手腕を高く評価した。一方で星野監督は続投要請に対して即答を避けたとみられ、同オーナーは「優勝争いにフォーカス(集中)したいというのもあると思う」と配慮。指揮官は試合後、報道陣の質問に「そんな話は…」などと、多くを語らなかった。

続きを表示

2013年8月23日のニュース