ダル、ピンチで“らしさ”発揮 交代に不満げな表情も…

[ 2013年7月23日 11:44 ]

<レンジャース・ヤンキース>7回途中で降板するダルビッシュ。手前はロン・ワシントン監督

ア・リーグ レンジャーズ3―0ヤンキース

(7月22日 アーリントン)
 レンジャーズのダルビッシュは女房役のソトが「とてもは直球が走っていて、うまくリードできた」と振り返ったように立ち上がりからボールに力があった。右僧帽筋の張りで故障者リスト(DL)入りしていたため、中15日でのマウンド。1巡目は直球主体で3回まで打者9人を30球で料理。2巡目からは多彩な球種を織り交ぜてヤンキース打線をほんろうした。

 “らしさ”を発揮したのは1―0で迎えた5回1死一、二塁の場面だった。初めて得点圏に走者を置いてギヤを一段上げた。ヌネスを直球勝負で3球三振、続くスチュワートにはスライダーで追い込み、150キロ超の速球を挟んで最後はスライダーで二飛に仕留めた。

 7回1死一塁から四球を出し、ワシントン監督から交代を告げられると、やや不満そうな顔を見せたが、ソトは「いい内容だったし、しっかりゲームをつくってくれた」と評価。復帰の右腕がオールスターゲームを挟んで4連敗、後半戦でまだ白星のなかったチームに勝利をもたらした。

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