39歳5カ月の三浦 球団最年長完封「我慢して低く低く」

[ 2013年6月12日 21:26 ]

完封で4勝目を挙げ、指を突き上げるDeNA・三浦
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交流戦 DeNA3―0ロッテ

(6月12日 QVCマリン)
 DeNAの三浦が今季初完投初完封でチームの連敗を5で止めた。

 最後の打者を右飛に打ち取ると、三浦は力強く右手を天に突き上げた。121球の熱投。昨年4月12日ヤクルト戦(神宮)以来の完封で、小山正明の39歳1カ月を抜く球団最年長記録となる39歳5カ月での完封劇だった。

 「完封は一番気持ちいい」と余韻に浸り「立ち上がりからうまくコントロールできていたので、我慢して低く低くと心がけた」と語った。

 カットボールとシュートを内外角にきっちり制球しロッテ打線に4安打とつけいるすきを与えなかった。

 打線も5回にモーガンが西野から中前適時打を放ち先制すると、7回にも多村の適時二塁打などで2点を追加。力投の三浦を援護した。中畑監督も「飛ぶ球は関係ない。それを上回る技術を完封で感じた」と投球術を褒めたたえた。

 チームの連敗を5で止める価値ある勝利に「良かったです。マウンドに上がるたび(ファンから)声をかけられ本当に勇気づけられています」。右腕の感謝の言葉に左翼席が一層、沸いた。

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