桧山 待望の決勝二塁打に満面の笑み「やっと1本出た」

[ 2013年5月8日 22:37 ]

<巨・神>ヒーローインタビューで笑顔のはじける桧山

セ・リーグ 阪神3―2巨人

(5月8日 東京D)
 もう、笑みが止まらなかった。延長12回、2死一塁で代打として出場した阪神の桧山が右翼線へタイムリー二塁打。阪神に、敵地巨人戦3連戦3連勝、そして首位に2・5差となる大きな白星を手繰り寄せた。

 それだけではない。桧山にとって今季10試合目10打席目での待望の初安打、そして初打点。通算の代打としての打点も99として、“代打の神様”八木裕現2軍打撃コーチの98を抜いて阪神の歴代1位に躍り出たのだ。

 「いやあ、あの…本当にうれしいですね。正直、やっと1本出たなと思った」と桧山。カウント1―2と追い込まれ「これまでのタコ(凡退)の打席が頭に浮かんだですが、ラッキーなバウンドでした」と顔をほころばせた。

 打点の記録に関しては「あまり気にしていない。伝統の一戦で最後に自分が勝利に貢献できたことがうれしい」と語ったが、「ボク1人ヒットが出ていなくて、2日前には投手の能見がホームランまで打っていたし、歯がゆかった」と、開幕からの心情を語った。しかし、その間も和田監督が「本当に苦しかったと思う。本人も気にしていて連日ランニングや特打と続けていた」と明かす毎日。その努力が実り「あそこで決めるのはさすが」と称賛していた。

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