鳥谷、二塁争いリード 遊撃の坂本と息ピタリ

[ 2013年2月18日 06:00 ]

<侍ジャパン・広島>6回1死満塁、白浜の遊ゴロで一走・丸(左)を併殺する二塁手・鳥谷

WBC強化試合 日本代表0―7広島

(2月17日 サンマリン宮崎)
 無難に二塁をこなした。鳥谷は5回無死一、二塁から二塁ベース寄りのゴロをさばくと、坂本にトス。6回は1死満塁から、遊ゴロを処理した坂本の送球を二塁で受け一塁に転送した。二塁手・鳥谷が坂本とのコンビで2併殺を完成させた。

 「何球かしか飛んできていないので何とも言えませんね。無難にできたかなとは思います」

 2回は軽快な足運びで二ゴロを処理。5回無死一塁ではバント警戒で猛進した一塁手、稲葉と入れ替わるように一塁ベースへ入り、捕手・阿部からのけん制球を受けるサインプレーもスムーズにこなした。二塁での出場は昨夏の球宴や大学1年時、高校1年時など数えるほど。WBCへ向けた初戦。本職の松井や本多を押しのけての先発出場は、期待の高さの表れだ。

 山本監督は「経験は少ないけど併殺2つか。これくらいできる選手」と評価。高代内野守備走塁コーチも「二塁の適性を見たかった。二塁でいけるなという感じ」と話した。打撃も3回に左前打を放つなどしっかりアピール。「2番・二塁」でのレギュラー奪取にグッと近づいた。

続きを表示

2013年2月18日のニュース