馬原 最速147キロ!455日ぶり実戦で王道スタイル復活

[ 2013年2月17日 06:00 ]

登板後、西本コーチ(左)と話をするオリックス・馬原

オリックス紅白戦 紅組1―0白組(特別ルール)

(2月16日 宮古島市民)
 オリックス・馬原が移籍後の初実戦マウンドに立ち、MAX147キロを計測した。ソフトバンク時代に通算180セーブを築いた守護神の復活への道が開けたことで平野佳とのクローザー争いも勃発。今季のリリーフ陣は超強力になりそうだ。

 「久々だったので最初を大事にしたかった。バッターとの感覚、間合いを感じながらファウルも多かったので手応えはあったと思います」

 紅白戦ではあったが、実戦で打者と対戦したのは11年11月19日、日本シリーズ第6戦以来455日ぶり。少なからず不安もあっただろうが、馬原は自分のやり方で勝負した。「かわすピッチングはしたくない」とストレートで追い込み、宝刀フォークで仕留めるストロングスタイル。2番・安達を空振り三振させたのは、まさにこの攻め方だった。

 1回無安打無失点。昨年2月28日の右肩腱板(けんばん)及び関節唇のクリーニング手術からこの日のマウンドまで約1年かかったが、パフォーマンスに「かげり」はなかった。

 「いいボールが行ってたと思うよ。いたって順調」と森脇監督が言えば「147キロも出たの? 出過ぎじゃない」と西本コーチもニンマリ。寺原のFA移籍は痛手には違いなかったものの、人的補償で馬原を獲得できたことが、本当に大きかったことが証明された。

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2013年2月17日のニュース