ＤｅＮＡに理論派鬼寮長　元トレーニングコーチが徹底管理

　ＤｅＮＡのベイスターズ寮の新寮長に元トレーニングコーチの塚原賢治氏（４７）が就任することが１３日、分かった。塚原氏はプロ経験はないが、日体大大学院から９０年にＤｅＮＡの前身・大洋のトレーニングコーチに就任し、２１年間務めた。選手からの人望が厚く、厳しさも兼ね備えていることから白羽の矢が立った。

　塚原氏は９９年には当時まだ珍しかったウエートトレーニングのアーリーワークを導入。卓越したトレーニング理論には定評があり、「疲れた状態より早朝にやったほうが効果が出る。朝食を取る量も増えて体力も長続きする」と故障者を大幅に減らした実績がある。球団は早速、寮に住む２軍選手の起床時間を午前６時から５時に変更することを検討している。

　寮の新規則は３月から施行予定。このほか、午後１１時（休日前は午前０時）の門限を破った場合の罰金も１万円から増額する厳罰化も検討しており、未来を担う若手の素質開花へ寮生活から改革する。