47歳山本昌 開幕投手“辞退”「若い子がやるべき」

[ 2013年1月14日 06:00 ]

自身の練習用に改良された機器でトレーニングを行う中日・山本昌

 中日・山本昌投手(47)が13日、鳥取市内のトレーニング施設「ワールドウィング」で自主トレを公開。高木監督が今月6日に名古屋のテレビ番組で発言した「開幕投手候補」を辞退した。

 開幕投手最有力の吉見が故障明けの右肘の不安でWBC日本代表候補を辞退。仮に吉見の状態が開幕までに上がってこなければ、指揮官の案も現実味を帯びるが、大ベテランは「吉見にやってもらわないとチームとして困る。間に合わないとも思っていないし、もしそうでも若い子がやるべき」と話した。47歳7カ月での開幕投手となれば、98年の広島・大野豊の42歳7カ月を上回り、大リーグでも例がない。だが、山本昌に個人記録への興味はない。

 1年間、ローテを守り抜くことが左腕の最大目標である。同施設では可動域を広げ、膝、骨盤の強化を助ける「サイドスイング」などの初動負荷トレーニングに取り組んだ。昨年12月に同じマシンを使ったヤンキースのイチローも左腕の活躍を確信していた。ワールドウィング・小山代表によると「マサさん凄い球を投げているみたいですね」と話していたという。まだまだ進化を続ける47歳。30年目のシーズンが始まった。

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2013年1月14日のニュース