インフル予防接種も…高木監督　まさかのリタイア第１号

　元気すぎる７１歳がまさかのリタイア第１号だ。中日の高木監督が１１日、年初のスタッフ会議をインフルエンザのために欠席。９日の夜に発症し、１０日に名古屋市内の病院で診断された。６日に地元テレビ番組に生出演するなど、オフも精力的だった指揮官も、ウイルスには勝てなかった。

　「３９度まで熱が上がったらしい。疲れもあったんでしょう。しばらくは自宅で静養される予定」

　佐藤球団代表が説明した。選手、スタッフの大半は昨年１１月２４日のファン感謝デーでナゴヤドームに集まった際に予防接種を受けたが、高木監督は受けず。今月７日に個人的に受けたが、その２日後に発症してしまった。「予防接種が逆に影響したのかも」と佐藤代表。春季キャンプの１、２軍の割り振りを決めるスタッフ会議の前には、鈴木２軍監督、井上打撃コーチに「任せた」と電話で伝えたという。

　ただ、すでに平熱に下がっており「自分で運転して点滴しに行った」と回復力も並ではない。１４日までは外部との接触を避ける予定だが、１５日のチーム合同自主トレ初日には元気な姿を見せそうだ。