ロッテ4発!連敗脱出 1軍昇格の清田が口火&2号

[ 2012年9月13日 06:00 ]

<ロ・日>ファンとハイタッチするロッテ・清田

パ・リーグ ロッテ10-0日本ハム

(9月12日 QVC)
 長い長いトンネルを一発攻勢で脱出した。ロッテは井口、清田、ホワイトセル、サブローと10年5月26日の広島戦(マツダ)以来の1試合4アーチで連敗を9でストップ。西村監督は「きょうはみんな打ってくれたけど清田でしょう」とどん底からはい上がった男を称えた。

 1軍昇格即「2番・右翼」でスタメン出場。初回に右中間二塁打で大量得点の呼び水になると、2回1死一塁から外角高めの直球を右越え2号2ラン。今季は打撃不振で8月1日に出場選手登録を抹消され、炎天下のファームで試合に出続けて復活のヒントを得た。「100打席以上立って持ち味の右方向に出るようになった。今まではスイングがどうとか気にしていたけど、無心で打席に立って球を待てるようになった」

 チームが貯金15から借金5と大失速の中で戦力になれない悔しさもあった。自宅のテレビで試合を見ていると、高校の同級生の妻が気を使ってチャンネルを変えることもあった。「僕と同じぐらい奥さんは悔しかったと思う。試合後に携帯を見たら“おめでとう”と入ってました」と照れ笑いを浮かべた。

 昨季の本塁打は井口の9本が最多。チーム全体でも46本と西武・中村一人に及ばなかった。今季も9連敗中はわずか3本塁打で平均1・2得点と貧打が低迷の要因になっていた。4発10得点で4位に浮上。「勢いのつく勝ち方だったのでその通りにしないと」と指揮官。逆襲へ白星を積み重ねるしかない。

 ▼ロッテ・井口(初回に左越え10号3ラン。2年ぶりの2桁本塁打)とにかく勝つしかない。勝つために必死に戦っている。

 ▼ロッテ・ホワイトセル(2回に右越え8号ソロ)みんなの力で連敗を止められたので、いい形でこれから進むと思う。

 ▼ロッテ・大谷 (救援から中3日で先発。6回8安打無失点で4勝目)(序盤に)8点も取ってくれて本当に助かった。(救援から)中1日で先発もあったので疲れはない。

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2012年9月13日のニュース