川崎 ジーターに叫んだ「マイ・ブラザー、イチのことよろしくね」

[ 2012年8月4日 11:17 ]

マリナーズ戦に勝利し、スウィシャー(右)と笑顔で抱き合うヤンキースのイチロー

ア・リーグ ヤンキース6―3マリナーズ

(8月3日 ニューヨーク)
 ヤンキースのイチローは3日、ニューヨークで行われたマリナーズ戦に「8番・左翼」で出場。3回に投前内野安打を放つなど4打数1安打だった。内容は投前内野安打、三ゴロ、三ゴロ、右飛で打率2割6分。試合は6―3で勝った。

 イチローは3回、外角シンカーをバットの先でとらえると、弱いゴロは転々と相手先発ミルウッドの前へ。らしい内野安打で連続試合安打を10に伸ばした。次打者マーティンの左中間二塁打で三進し、グランダーソンの中前打で生還。「このチームは出れば当然チャンスになるし、出ないときでもだいたい前にランナーがいる。打順なんかあってないようなものというか、どこからでもいける」とヤ軍の強力打線を評した。

 「まだなかなか敵になりづらいという気持ち」という古巣との一戦の試合前には、川崎や抑えのウィリヘルムセンら元同僚がイチローを訪問。川崎がジーターに向かって「マイ・ブラザー、イチのことよろしくね」と叫ぶと、イチローが照れ隠しで川崎の頭を軽くたたくシーンもあった。

 「元気でやっているので、それが一番いい」と川崎。5日に先発予定の岩隈は、イチローのピンストライプのユニホーム姿を見て「似合っているなと思った。対戦できるのが楽しみ」と話した。(共同)

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