金本「最高の当たり」平野撃ち逆転3ラン

[ 2012年6月9日 06:00 ]

<神・オ>7回1死二、三塁、金本は右越え3ラン

交流戦 阪神3-1オリックス

(6月8日 甲子園)
 降りしきる強い雨を、阪神・金本の豪快な打球が切り裂いた。1点を追う7回1死二、三塁。右翼へ3号逆転3ランを叩き込んだ。「ホームランなんて想像もしなかった。まぐれです。最高の当たり」。今季、甲子園で初アーチ。そして初めてのお立ち台で、アニキは最高の笑顔を見せた。和田監督も「これぞ4番という仕事をしてくれた」と賛辞を惜しまなかった。

 44歳の大ベテラン。通算473本塁打は、歴代10位の田淵幸一(西武)にあと1本だ。加えて平野からは初アーチ。これで通算224人斬りとなり、歴代単独2位に浮上した。5月は適時打が出ず、押し出し四球による1打点だけ。「なかなか結果が出ずに苦しんだ」と本音を吐露したが、ここ一番で文句なしの活躍を見せ、甲子園を熱狂させた。

続きを表示

2012年6月9日のニュース