ダル「メカニズム狂った」自己ワースト7四死球6失点

[ 2012年6月9日 06:00 ]

<アスレチックス・レンジャーズ>アスレチックス戦の6回途中、ワシントン監督(左)に交代を告げられ、降板するレンジャーズのダルビッシュ

ア・リーグ レンジャーズ1-7アスレチックス

(6月7日 オークランド)
 レンジャーズのダルビッシュがメジャーでは初の連敗となる4敗目(7勝)を喫した。アスレチックス戦に先発し、5回1/3を6安打6失点。6失点と7四死球はメジャー移籍後自己ワーストで「(フォームの)メカニズムが完全に狂っていた。なかなか修正できず、最後まで引きずってしまった」と振り返った。

 3回までに2失点も「凄くいいなと思っていた」と、最速96マイル(約154キロ)の速球を軸にテンポよく投げた。ところが4回、突然歯車がかみ合わなくなる。特にツーシームの制球が定まらず、1死後から3連続四死球。中堅へ犠飛を許した後も立て直せず、3回に本塁打を浴びたクリスプに今度は走者一掃の三塁打とこの回1安打で4失点し、試合を壊した。

 前回のエンゼルス戦から軸足に十分に体重を乗せて投げる日本ハム時代の投球フォームに戻し、手応えを得ていた。ただこの日は走者を背負ってから7四死球と新たな課題が浮き彫りに。それでも登板後、映像で投球を見返した右腕は「ビデオで見てここが悪かったとすぐにわかった。次の登板までには直したい」と修正へ意欲を見せた。

 敵地では2勝4敗となり、5月6日の初黒星以降は3勝3敗と一進一退が続く。

 「良かったり悪かったりしているが、自信は失わないようにしている」。次戦へ気持ちは切り替わっていた。

 ◆訂正 大リーグは、2日のエンゼルス戦に先発したダルビッシュの被安打を5本から6本に変更した。6回にプホルスが放った一塁後方への飛球は当初一塁手の失策と記録されたが、エ軍側の抗議で安打と認められた。

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2012年6月9日のニュース