阪神の“遅延行為”に岡田監督激怒「放棄試合よ」

[ 2012年6月9日 06:00 ]

<神・オ>5回、降りしきる雨にいらだつ岡田監督

交流戦 オリックス1-3阪神

(6月8日 甲子園)
 激しい雨でグラウンド整備のため4度、計14分間中断した「関西ダービー」。痛恨の逆転負けで最下位に転落したオリックスの岡田監督が試合後、烈火のごとくまくしたてた。7回に金本に逆転3ランを打たれた平野に対して、ではない。古巣・阪神の遅延行為を批判したのだ。

 問題の場面は5回表。最初の中断でグラウンド整備が終わっても、阪神ナインがなかなか守備に就かない。「(球審の)丹波にも確認したんや。(阪神にベンチから出るように)“出ろ”言うたんやけど、出えへんかった。遅延行為よ。連盟に言うよ。ルール上、放棄試合よ」。

 この時点で1点リードしており、このまま5回裏を終えれば、試合は成立する。雨は試合開始前から降り続き、いつノーゲームになってもおかしくない状況だっただけに、到底見過ごすことはできなかった。

 【公認野球規則4・15】一方のチームが次のことを行った場合には、フォーフィッテッドゲーム(没収試合)として相手チームに勝ちが与えられる。(b)試合を長引かせ、または短くするために、明らかに策を用いた場合。(抜粋)

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2012年6月9日のニュース