松井秀 被災地に「何かしなくては…という気持ち」

[ 2012年3月12日 06:00 ]

 今季の所属球団が決まらず自主練習を続ける松井秀喜外野手(37)が10日、東日本大震災から1年を迎え、被災地への思いを語った。

 「何かをしなくてはいけないという気持ちは誰にでもあると思う。その気持ちを持ち続けること。この1年だけでなく、何年も何十年も持ち続けることが大事」と語った。

 アスレチックスでプレーした昨季は球場で支援を呼び掛け、個人でも義援金を送った。だが報道などで被害を目にして感じたのは「自分に何ができるのかということだけ。ほとんど何もできないというのが現実だった」との無力感だったという。

 松井は9日の打撃練習で315スイングするなど、前日まで5日連続で300スイング以上を打ち込んでいる。この日はウエートトレーニングに専念。日本への思いを胸に黙々と所属先決定までできることを続ける。

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2012年3月12日のニュース