大島4安打の大暴れ 課題の攻撃強化へ高木監督も満足

[ 2012年3月12日 06:00 ]

<オ・中>5回2死二塁、中日・大島は右線に適時三塁打を放ち滑り込む

オープン戦 中日11-3オリックス

(3月11日 京セラD)
 中日の9番大島が打って、走っての大暴れだ。高木竜が大島の4安打など19安打で11得点を挙げ、前日の10―0に続いてオリックスに大勝。中日の2試合連続2桁得点はレギュラーシーズンを含めても07年以来5年ぶりの打線爆発となった。

 「いい感じで打てている。少しでもアピールして開幕スタメンで出られるように頑張りたい」

 本塁打なしの19本。3回以外は毎回の“ヒットパレード”の中でひときわ、目立ったのが大島だ。2回先頭の第1打席で投手強襲安打。4回の第2打席では俊足を生かして投前にセーフティーバントを決め、すかさず二盗。5回2死二塁の第3打席では右翼線適時三塁打。またも自慢のスピードを見せつけると、第4打席でも右前打し、プロ初の4安打でお役御免となった。

 高木監督は「バントもできるし足もある。いろんな使い方ができるね」と絶賛。1、2番の“アライバ”コンビとのつながりを考えれば、投手を8番、大島を9番にする打順も使えそうだ。指揮官は「まだわからんけど、そういうのもよくやるね」とニヤリと笑った。

 昨季は12球団最低のチーム打率・228、419得点で優勝した中日。今年の最大のテーマである「点を取ること」に向け、希望ふくらむ連勝となった。

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2012年3月12日のニュース