由規 ようやくブルペン「物足りなさあるが それ以上に指にかかっている」

[ 2012年2月7日 17:44 ]

 ヤクルトの由規が7日、ようやくブルペンに入った。

 試運転の約30球の後に捕手を立たせたまま、力を入れて28球。キャンプインから1週間。出遅れていただけに「思ったより投げられた。今の段階ではいい状態」と胸をなで下ろした。

 昨秋に右肩を痛めてオフはリハビリに費やした。さらに左足小指の傷から雑菌が入って甲が腫れ、キャンプ初日から別メニュー。「焦りもあった」と言うが、はやる気持ちを抑えてきた。

 快速球を代名詞とする一方、課題は制球力。1月の自主トレーニングでは相川から、安定感を求めるため投球動作中に左手を低い位置に保つよう助言された。体の反動に頼らないフォームが目標で「物足りなさはあるが、それ以上に指に球がかかっている」と手応えを得ている。

 一昨年は12勝を挙げたが、昨年は度重なる故障離脱で7勝に終わった。小川監督は「開幕から逆算して、という思いはまだない」と明言し、実戦登板は急がせない方針。由規は「悔しさをぶつける気持ちで臨んでいる。一年間ローテーションを守りたい」との意気込みをひとまず置き、マイペースを貫く。

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2012年2月7日のニュース