岡田監督 ドラ1・安達に高評価「ああいう姿見たら…」

[ 2012年2月7日 06:00 ]

オリックスの安達はバットを手に打撃練習する

 安達ええやん!オリックスのドラフト1位・安達了一内野手(24=東芝)が6日、岡田彰布監督(54)から打撃で高評価を得た。フリー打撃に登板した左腕の高宮から18スイング中、安打性の当たりを8本。広角に打ち分けたシュアな打撃に期待は膨らむ。

 マウンドに上がったのは昨季中継ぎで20試合に登板した高宮だ。1軍レベルと初対決したルーキーがいきなり実力の片りんを見せた。

 技ありの一撃は4スイング目だ。内角直球をコンパクトなスイングで左中間へ運ぶと、続く外角低め直球はうまくおっつけて右前へ落とした。8安打中、長打は3本。安達は「直球ばかりなんで打てて当たり前です。(広角への)意識は持っていました」と初々しく振り返った。

 「生きた球の方が安達は対応するよ。新人では一番対応しとった。(深江も含め)実戦とかゲームでやるんちゃうか。ゲームになったら、サッパリというのはたくさんおる。ああいう姿を見たら使おうかなと思うよ」

 岡田監督も満足げに話した。本職は遊撃だが、現在は三塁と二塁の守備練習に入っている。内野手は二塁の後藤が古傷の左膝の影響で別メニュー調整。山崎浩もぎっくり腰で離脱中だ。アピールするには絶好の機会でもある。「実戦の方がいいです。(守備は)どこでもやれるようやっていきたい」。社会人No.1野手が頭角を現してきた。

 ◆安達 了一(あだち・りょういち)1988年(昭63)1月7日、群馬県高崎市出身の24歳。内野手。榛名高から上武大に進み、4年春に3冠王獲得。東芝入社1年目の10年都市対抗では、23打数9安打の打率・391で優勝に貢献。新人賞にあたる若獅子賞を受賞し、優秀選手にも選ばれた。11年ドラフト1位でオリックス入り。50メートル6秒0、遠投100メートル。1メートル78、75キロ。右投げ右打ち。

続きを表示

2012年2月7日のニュース