故津田恒実氏 野球殿堂入り 北別府氏ら4人を選出

[ 2012年1月13日 15:16 ]

野球殿堂入りを果たした津田恒実氏の現役時代の投球
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 野球殿堂入りを決める野球体育博物館の表彰委員会は13日、競技者表彰のプレーヤー表彰で広島の抑え投手として活躍した故津田恒実氏、広島で通算213勝を挙げた北別府学氏(54)を選出した。

 特別表彰ではプロアマの垣根を越えた五輪の日本代表編成に尽力した故長船騏郎氏、バット素材の研究に従事した故大本修氏を選んだと発表した。殿堂入りは計177人となった。

 津田氏は山口・南陽工高から社会人の協和発酵を経て82年にドラフト1位で広島入り。1年目から11勝を挙げて新人王に輝き、86年からは抑えとして活躍。「炎のストッパー」と呼ばれ、89年には最優秀救援投手のタイトルを獲得。通算成績は49勝41敗90セーブ。体調の悪化で91年に引退し、93年7月に脳腫瘍のため32歳で死去した。

 北別府氏は宮崎・都城農高から76年にドラフト1位で広島に入団。78年から11年連続で2桁勝利するなどエースとして活躍。82年は20勝で最多勝に輝き、86年には最多勝と最優秀防御率を獲得し、最優秀選手にも選ばれた。沢村賞も2度受賞。通算成績は213勝141敗5セーブ。引退後は広島でコーチも務めた。

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