「俳人左腕」小石 プロ初勝利 お立ち台で一句詠む 

[ 2012年1月13日 06:00 ]

 西武の即戦力左腕は、マルチな才能の持ち主だ。ドラフト2位・小石博孝投手(24=NTT東日本)が、プロ初勝利を飾った際のお立ち台で「俳句」を詠むことを検討している。

 新人合同自主トレが行われた12日、高校時代に全国的なコンテストで入賞の経験があることを明かした。

 「ここで一句っ!」。お立ち台でそんな声を張り上げるルーキーの姿が見られるかもしれない。小石は大分・鶴崎工2年時に国語の授業で俳句作りを経験。生徒の作品は全て伊藤園の「第16回お~いお茶新俳句大賞」に応募され、小石の作品は見事に同県ベスト5に相当する都道府県賞を受賞した。「俳句はそれ以来してないし、自信がない」と謙遜したが「プロ初勝利のときのために考えておきます」と前向きに語った。

 この日は新人合同自主トレ第2クール初日。埼玉・所沢市内の西武第2球場で練習を終えた小石は「一番のテーマはケガをしないこと。ブルペンは20日ぐらいに入れればいい」と自分のペースを崩さずに調整していく意向だ。まずは野球に集中するが、「俳人左腕」としてブレークする可能性も十分だ。

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2012年1月13日のニュース