優先度低いDHの補強 松井30球団OKも…具体的オファーなし

[ 2011年12月31日 10:31 ]

 松井はあくまでもメジャー球団との交渉を貫いているが、現時点で具体的なオファーは届いておらず、「(2月下旬の)キャンプに間に合えばいい」と長期戦を覚悟している。野手のFA市場の遅れは顕著で、ブルワーズからFAとなった強打者フィルダーの移籍先も決まっていない状況だ。

 近年は大リーグ各球団のDHに対する考えも変わってきた。「DH=強打者」ではなく、ベテラン選手の休養や、若手選手に打席経験を積ませるポジションと位置づける球団も増えている。当然、DH選手の各球団の補強リスト内の優先順位は低くなっている。

 松井に対しては、オリオールズ、レイズが獲得リストに入れている。DH制のないナ・リーグもドジャースが代打兼外野手候補に挙げる。年俸も今季年俸の半額以下の200万ドル(約1億5600万円)台のオファーが予想されるが「そんなに高い望みがあるわけではないし、話をいただいて聞くだけ。もちろんフラットな気持ちで」と30球団OKの姿勢でオファーを待っている。

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2011年12月31日のニュース