日本代表で兄貴と再会だ!中田、ダルと“WBC出たい”

[ 2011年12月31日 06:00 ]

中田(右)が兄貴分として慕っているダルビッシュ

 日本ハム・中田が、来季のメジャー移籍が濃厚なダルビッシュと再びチームメートになるために、2013年の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場を目標に掲げた。「日の丸を背負えるような選手になりたい。ダルさんとも、そういう形(日本代表)で再会できたら最高かな」。故郷・広島で自主トレを行っている22歳は言葉に力を込めた。

 中田にとってダルビッシュはプロ入り以来、愛情を込めて厳しく接してくれた兄貴分。今季はエースの先発試合で7度の決勝打をマークし、期待に応えてきた。そのダルビッシュがポスティング・システム(入札制度)でのメジャー移籍を表明。中田は「いなくなると寂しい」とこぼした。

 それでも、再び同じユニホームを着て、戦えるチャンスはある。13年のWBCだ。侍ジャパンが連覇を果たした09年の第2回大会はプロ2年目の中田には遠い世界だったが、今季は18本塁打でリーグ3位の91打点。来季さらに成績を伸ばせば、日本代表入りは現実のものとなる。「来年どれだけ結果を残せるか。まだ、チームのレギュラーを獲ったとも思っていない」と、100打点を最低ノルマとしている。

 栗山監督も「日本ハムのレギュラーでなく、日本代表を目標にするぐらいでないと…。それくらいの能力がある」と後押しする。ダルビッシュとともに日の丸を背負い、世界と戦う。夢を成就させるためにも、中田には勝負の5年目となる。

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2011年12月31日のニュース