中畑DeNAが松井獲り!池田社長激白“王、長嶋級スターを”

[ 2011年12月31日 10:13 ]

1993年の巨人秋季キャンプで中畑打撃コーチ(当時)からアドバイスを受ける松井秀喜(右)

 中畑ベイの初夢は、でっかく「ハマのゴジラ」誕生だ。DeNAの池田純球団社長(35)は30日、アスレチックスからFAとなった松井秀喜外野手(37)の獲得に強い興味を示した。松井はメジャー残留を基本線としているが、交渉は長期化の様相。中畑清監督(57)にとっては巨人打撃コーチ時代の愛弟子でもあり、日本球界復帰の選択肢が浮上した場合は、新球団の目玉として獲得に乗り出す方針だ。

 中畑新監督の下で船出するDeNAにとって、これほどの救世主はいないだろう。スポニチの取材に応じた池田社長は、松井獲得への野望を語った。

 「凄く興味は強い。当然、高田GMとも、そんな(獲得できる)ことになればいいねと話していました。松井選手の気持ちは尊重しますが、日本というオプションが出てくればいいですね」

 さらに35歳の青年社長は続けた。「僕にとっては、年配の方が王、長嶋を見るのと同じ感覚で松井選手を見ていましたから」と、2つ年上のスラッガーへの思いを激白。松井がメジャー残留を基本線としていることは承知している。しかし、10年ぶりの日本復帰の可能性が出てきた際には、獲得に乗り出す考えだ。

 松井はこの日、スポニチの取材に「大変光栄なことですが、現時点ではメジャー球団との交渉しか考えていません」とラブコールに感謝しながらも、国内復帰の可能性は完全否定した。それでもメジャー球団との交渉がまとまる保証はない。DeNAとしては国内という選択肢の浮上に備え、調査は継続していく方針だ。

 正月より一足早く、ハマっ子たちに披露されたDeNAのでっかい初夢。ハマのゴジラ誕生を正夢とすべく、新生球団の目の色だけは本気だ。

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2011年12月31日のニュース