ダル 最後は151キロ!マー君との対決制し13勝目!

[ 2011年7月20日 20:00 ]

雄たけびを上げる日本ハム・ダルビッシュ

 日本ハムのダルビッシュが完投で13勝目を挙げ、チームを6連勝に導いた。変化球の切れが良く4安打1失点。打線は0―1の4回に中田の適時打と稲葉の2ランで逆転した。楽天の田中は4回に四球と自らの失策をきっかけに崩れた。

【試合結果】

 日本ハムは20日、楽天と東京ドームで対戦。先発は日本ハムがダルビッシュ、楽天が田中。この2人の直接対決は2年ぶり4度目だ。

 初回はともに3者凡退の立ち上がり。

 だが2回、楽天は先頭の山崎が二塁打で出塁。高須は送りバント失敗も松井稼、横川がともに150キロ越えの直球を弾き返し、連打で1点を先制した。日本ハムもその裏、稲葉の安打、捕逸などで2死三塁と走者を進めるが、得点にはならず。

 4回、日本ハムは先頭の糸井が四球で出塁。けん制悪送球でニ進し、ダルビッシュ登板試合で好打を続ける中田がセンターへ同点タイムリー。続く稲葉がスライダーを右翼中段へ7号2ランを放ち逆転に成功した。19日に続き、2試合連続の一発。今季、東京ドームで行われた4試合のうち3試合で本塁打を放っているが「それはたまたまですよ」と謙遜した。

 5回以降は、両投手とも1点も許さぬ好投を続け、3-1で終了。9回、最後の打者・高須を151キロのストレートで三振に仕留めたダルビッシュは両リーグトップの13勝目で、日本ハムは6連勝。田中は3敗目(9勝)。

 ダルビッシュは「投手の評価は勝ち星ではないので、気にしないようにしている」と投球内容に満足感を見せた。チームが半分の72試合を消化した時点での13勝目で、2008年の岩隈(楽天)以来の20勝到達が視野に入る。「きょうで良くなると思っていたし、つかめてきた」と力強かった。

続きを表示

この記事のフォト

2011年7月20日のニュース