バレ復活2発!相川バットで初の4安打5打点

[ 2011年7月20日 06:00 ]

<横・ヤ>5回無死一、三塁、バレンティンが中堅へ3ランを放ち、笑顔でベンチのナインとタッチ

セ・リーグ ヤクルト6―3横浜

(7月19日 横浜)
 沈黙を続けていたリーグ本塁打王のヤクルト・バレンティンが、復調への号砲を派手に打ち上げた。5回、15試合ぶりの一発となる18号3ランを中堅左へ。7回には2打席連発の中越え19号ソロ。初回の適時打も含め来日初の4安打、5打点の大暴れだ。

 「1カ月間打てなくて伊勢さん、佐藤さん両打撃コーチから助言を受け努力してきた。体が開かず内側から、中堅方向を意識した打撃ができた」。6月以降は前日まで34試合で打率・153とどん底を極めていた。2位の中日、阪神とのゲーム差を今季最大7・5に広げる活躍に破顔一笑だ。

 これで横浜スタジアムでは5試合で20打数13安打の打率・650、6本塁打、12打点。「なぜかは分からないけどしっくり来る」と笑うが、29試合の本拠・神宮での5本塁打を上回る。この日は気分転換も兼ね相川のバットを借りて臨んだ。重さは同じ920~930グラムながら、長さは自分の34インチより短い33・5インチで「軽く感じて凄く良かった。相川さんは怒るかもしれないけど、使い続けたい」とご機嫌だった。

 ▼ヤクルト・小川監督(バレンティンについて)これまでとは違った。左の壁ができていた。今までは開きが早かったのがセンターへ打ち返せていた。

 ▼ヤクルト・相川(バットを貸したバレンティンが大当たりし)打ってくれればいいですよ。

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