坂本が、ライアルが…巨人、2失策で“アシスト”

[ 2011年6月25日 06:00 ]

<神・巨>4回2死一塁、岩田の打球をトンネルし、失点のきっかけをつくるライアル

セ・リーグ 巨人2―4阪神

(6月24日 甲子園)
 もどかしさばかりが募った。2失策が敗戦に直結し、4位・阪神に0・5差に迫られた巨人・原監督は「先発投手が試合をつくれなかった。もちろん野手が足を引っ張りましたけどね」。

 同点の4回2死一塁から阪神・岩田の三塁線へのゴロをライアルがトンネルし二、三塁。先発・東野が次打者のマートンに深々と右中間を破られた。初回にも1死一塁から鳥谷の三遊間のゴロを坂本が一塁へワンバウンド送球(記録は内野安打と坂本の失策)。先制点を取られるきっかけとなった。

 岡崎ヘッドコーチが「お互い8安打。失策はこっちが2つで向こうはゼロ。それで4対2。分かりやすいゲーム」と話せば、勝呂内野守備走塁コーチも「ライアルは前に落としてほしかった。後逸しないのが内野手のプライド」と渋面をつくった。

 昨季もチームは両リーグ唯一の3桁100失策。今季もここまでリーグ最多の28失策を数える。「自分自身にショックを受けている」とライアル。統一球導入で接戦が増え、守備の重要性が高まる今季。まずは守りを固めなければ、上位2チームへの追走もままならない。 

 ▼巨人・亀井(3回2死二塁から左前打)追い込まれてからも、いろいろ考えずにコンパクトに振ることだけ考えた。いい結果につながった。

 ▼巨人・ラミレス(3回に同点の右前打)低めに手を出さないように気をつけていた。外角のボールに逆らわずに逆方向にうまく打てた。早い回に追いつくことができて、よかったんだけどね。

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2011年6月25日のニュース