減灯東京ドーム 相次いで飛球見失う

[ 2011年5月4日 19:45 ]

セ・リーグ 巨人4―3阪神

(5月4日 東京ドーム)
 野手が飛球を見失う場面が相次いだ。1回の巨人の攻撃では、1死一、二塁でラミレスの打ち上げた打球を二塁手と右翼手が追えず、右前にぽとり。インフィールドフライが宣告されており、ラミレスはアウトとなった。2回には巨人の三塁手、ライアルが俊介のファウルグラウンドへの飛球を見失い、遊撃の坂本が猛然とダッシュして捕球する場面があった。

 節電で照明の使用を抑制しているが、そのために見えなかったのかは、はっきりしない。巨人の清武球団代表は「(5日は)天候を見て、空間照明を使うかもしれない」と話し、節電のため消していたグラウンド上の空間を照らす照明の使用を検討することを明らかにした。

 巨人によると、この日の最大使用電力は2767キロワットで、昨年5月のピーク時の4600キロワットから約40%削減した。3日は最大2970キロワットで、約35%の削減だった。

 東京ドームでは照明の一部を点灯しないなどの節電策を行っている。11日の横浜戦からは発電機を導入し、使用電力の一部を自家発電で賄う。

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2011年5月4日のニュース