岡田、杉討ち!天敵相手にマリンで8年ぶり勝利

[ 2011年5月1日 06:00 ]

<ロ・ソ>7回1死二塁から岡田は右線に決勝タイムリーを放つ

パ・リーグ ロッテ1―0ソフトバンク

(4月30日 QVC)
 天敵・杉内からQVCマリンで03年以来8年ぶりの勝利。ロッテの虎の子の1点を叩き出したのは岡田だった。

 0―0の7回1死二塁。1ボールから2球続いたスライダーを見逃した。「スライダーは切れていて正直、手が出なかった。直球を待って、走者を進めるため右方向に打つ意識だった」。4球目、狙いどおりの内角直球に反応した。960グラムの重量バットを短く持って、思い切り抜り抜く右翼線二塁打。開幕直後、左腕相手の試合では下位に回ったりスタメンを外されるなどした。そんな中で左投手に対して打率・333。意地で結果を残し、球界を代表する左腕相手にスタメン出場しての大仕事だった。3回にバント失敗、走塁死とミスが続いたが、この一打で汚名返上した。

 この日は、川崎から千葉への本拠地移転20年を記念し、移転時のピンク色のラインが入ったユニホームを着用。岡田は「スタイルが良ければ格好いいんでしょうけど。僕はみんなに似合わないと言われました」と笑った。昨年の打率・176に対し、今季はここまで・340。育成出身の謙虚な26歳が打線を引っ張っていく。

 ▼ロッテ・西村監督(現役時代に着たピンク色のラインが入ったユニホームに) (当時は)優勝するようなチームじゃなかった。お客さんも入っていなかった。(今は)最高じゃないですか。

 ▼ロッテ・清田(今季初の猛打賞)とにかく元気を出してプレーしようと。(ピンク色のユニホームについて)地元だし、小さいときに見ていたこのユニホームを着られて良かった。

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2011年5月1日のニュース