東北高野球部員が泥かき 帰仙翌日から石巻でボランティア

[ 2011年4月6日 17:50 ]

 選抜高校野球大会で初戦敗退して地元の仙台市に戻った東北高校の野球部員ら約60人が6日、宮城県石巻市の被災地で、住宅の泥かきなどのボランティア活動に参加した。

 堤防が決壊して一帯が浸水した谷地地区の作業に、うち約40人が参加。部員らは、住宅にたまった泥をスコップでかき出したり、リヤカーで壊れた家具を運び出したりする力仕事を担った。

 同校野球部は甲子園から仙台に戻った翌日の3月30日から、部員らの希望でボランティア活動を続けている。副キャプテンの小川裕人さん(17)は「同じ宮城県で困っている人のために、できることをやりたかった」と話した。

 自宅や倉庫が被災した石巻市の農業大槻喜久子さん(56)は「一生懸命やってくれる姿を見ると、自分も頑張ろうと希望が湧いてくる」と感激していた。

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2011年4月6日のニュース