担当医の許可下りた 城島“捕手”解禁!

[ 2011年2月25日 07:45 ]

早期復帰へ順調な城島

 復活へ最終局面だ。左膝半月板の手術からの再起を期す阪神・城島健司捕手(34)が24日、大阪府内の病院で担当医のチェックを受け、ブルペンで座っての捕球などのトレーニングに許可が出た。25日に西宮市内の鳴尾浜球場で再始動し、いきなりブルペンに入る可能性も十分。3月25日のヤクルトとの開幕戦(神宮)へ、視界が開けた。

 ジョーの復活ロードが、いよいよ最終局面を迎える。2軍キャンプ打ち上げの22日に高知・安芸を離れた城島はこの日、大阪府内の病院で左膝のチェックを受けた。検査の結果、座ってのブルペン捕球などが解禁に。西宮市内の鳴尾浜球場を訪れた石原チーフトレーナー補佐は、「(検査結果は)良かったですね。(ブルペンは)近いうちにね。明日(25日)になるか2週間後になるかは、想像にお任せします」と説明した。

 キャッチボール、ランニング、ダッシュ手前の軽快走、フリー打撃、ノック…。2月1日のキャンプイン後、リハビリメニューをこなしてきたが、ブルペンで座っての捕球などは膝への負担を考慮して封印していた。検査結果が良好だったことで、ついに膝を深く曲げ込む捕手としての動きにGOサイン。25日にも、鳴尾浜球場で秋山ら2軍投手のボールを受ける可能性がある。スライディング、スパイクを履いてのダッシュも、同トレーナー補佐が「近いうちにね」と話すように、許可が下りた模様だ。

 早急な復帰に懸念を示していた首脳陣にも、安堵感が広がった。「順調にきてるって(報告があった)」と真弓監督が言えば、「徐々にやっていくんじゃないですか。スライディングもできるようになったら、(オープン戦で)2~3イニングとかいくんじゃないの」と吉田バッテリーコーチ。城島は早い段階での1軍合流、オープン戦出場を希望しているだけに、実戦復帰はもう目前。「男が開幕を目指すと言った以上、それに向かうのは当然」と話していたジョー。完全復活へ、最後のステップを踏みしめる。

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2011年2月25日のニュース