城島ぶち上げた!目標は「3割、30発、100打点」

[ 2011年2月13日 09:28 ]

<阪神二軍キャンプ>ドーム内でフリー打撃をする城島

 虎のキャッチャー史を塗り替える。左膝半月板の縫合手術からの再起を期し、2軍の高知・安芸キャンプに参加している阪神の城島健司捕手(34)が12日、今季の打撃目標に「打率3割、30本塁打、100打点」を掲げた。

 「全てのバランスにおいて打っていかないといけない。3割、30本、100打点でバランスが取れてくれれば、チームにとってもプラスになる」

 高い設定をクリアすれば、阪神の捕手では史上初の快挙。ダイエー時代の03年(140試合)に打率・330、34本塁打、119打点をマークしたジョーなら、可能性は十分だ。昨季は144試合で・303、28本塁打、91打点とわずかに届かず。左膝の回復が順調で3月25日の開幕戦だけでなく、全試合出場も視野に入れているからこそ、口にできる数字だ。

 この日は安芸ドーム内で、今キャンプ初めてフリー打撃を行った。打撃投手を務めた立石育成コーチを相手に左打席で16スイング、右打席で35スイング。「人が投げたボールを打ったのは良かった。マシン打撃やティー打撃とは違う」。最初は右方向を意識しながらのバッティングだったが、ラストの5~6球は力強く引っ張り鋭い打球を飛ばした。きょう13日には、今キャンプ初となるノックを受ける予定。復活への階段を着実に上るジョーは今季、新たな歴史をつくる。

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2011年2月13日のニュース