「ありがたい。でも身の危険も」ルーキー守る「佑歩道」設置

[ 2011年2月13日 12:49 ]

 日本ハムの名護キャンプで、球場とサブグラウンドをつなぐ「佑歩道」が設置された。簡易フェンスを組み立てたもので、練習場所を移動する際、ファンから毎回もみくちゃにされるルーキー斎藤にとっては頼もしい味方となる。これまでは通行時にロープを張って対処してきたが、ファンが押し合って転倒者が出たこともある。

 12日は斎藤もゆっくりと通行。報道陣から「新しいフェンスだね?」と声を掛けられると首でウン、ウンと2度うなずき、笑顔も見せた。「見に来てくれることはありがたい」とファンに感謝する一方で「身の危険も感じる」とこぼす。キャンプ初の日曜日だった6日には、この危険地帯でドサクサに紛れて斎藤の股間付近に手が伸びてきたこともあった。連日の大フィーバーに球団関係者は「この週末を乗り切るための措置」と大事な金の卵を守ろうと必死だった。

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2011年2月13日のニュース