最速仕上げだ!松坂“11年仕様”で43球

[ 2011年2月13日 06:00 ]

ブルペンで投球練習をするレッドソックス・松坂

 レッドソックスの松坂が11日(日本時間12日)、キャンプ地で初めてブルペン入り。自主トレを通じて初めて捕手を座らせ43球を投げた。

 雨のため室内練習場での投球となったが「違和感もなく、普通に投げられ良かった。日本でいえば打撃投手ができる状態にある」。スライダー、チェンジアップも交えた投球には力強さがあった。

 近年にない仕上がりの早さだ。昨年はキャンプ直前の背中の張りなどで、ブルペン投球は3月に入ってから。5月にメジャー復帰も「投球フォームを固める時間は少なかった」と話していただけに、キャンプは調整ではなく、技術的な試行錯誤の場とする狙いがある。

 オフの自主トレでは下半身を重点強化ポイントとし、バランスボールを使っての細かい、柔軟性ある筋肉をつくった。昨季は上半身の強さに下半身が追いつかず、シーズン終盤に下半身に疲労がきた。そのため、今季は上半身と下半身のバランスを意識した11年型投球フォームを探る。「体に合わせてフォームも変わる。ブルペンに入る形が増えれば、キャッチボールから意識は変わっていくと思う」と話した。

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2011年2月13日のニュース