リプケン後継だ!オリオールズ西岡獲り参戦へ

[ 2010年11月17日 06:00 ]

メジャー最大8球団による争奪戦が予想される西岡

 ロッテは16日、西岡剛内野手(26)のポスティング・システム(入札制度)での大リーグ移籍を容認すると発表した。

 夢への扉が開いた。10日に球団へポスティング・システムを利用しての大リーグ移籍を申し入れてから7日目。移籍を容認された西岡はロッテへの深い感謝を示すと同時に、「今後どうなっていくかは、きょうの時点では分かりません。ただ、夢に向かう第一歩を踏み出すことにはなったと思うので、経過をワクワクした気持ちで待ちたい」と心境を語った。
 野球を始めた3歳からあこがれ続けたメジャー移籍へ大きく前進したことで、海の向こうも動きが慌ただしくなってきた。56年ぶりに世界一に輝いたジャイアンツがすでに入札への参加を意思決定しているが、新たに浮上してきたのがオリオールズだ。オ軍は正遊撃手のイズタリスがFAで残留の可能性は現時点で五分五分。関係者によれば、西岡については早くから西武・中島とともに調査。遊撃手として十分に通用すると判断すると同時に、その打撃力を高く評価しているという。
 オ軍の伝説の遊撃手といえば、大リーグ記録2632試合連続出場のカル・リプケン。今季にポストシーズンを含め全160試合にフルイニング出場した西岡は、「鉄人」の後継者として十分な資質を備える。二塁手ロバーツも持病の腰痛などに悩まされ今季はわずか59試合の出場。二塁、遊撃の両ポジションをこなせる西岡はオ軍の補強ポイントに合致している。

 ロッテは17日に入札申請の手続きを行う予定。いよいよ西岡争奪戦のゴングが鳴る。

続きを表示

2010年11月17日のニュース