楽天 岩村の大リーグ経験に期待

[ 2010年11月17日 18:59 ]

 岩村は楽天の補強ポイントに完全に符合する存在だった。米田球団代表は「長打力不足が長年の課題だった。打てて守れ、しかも大きいのを打てる。うちに合った人材だと判断した」と説明。国内他球団からのオファーもあったもようだが、星野監督が直接電話を入れるなど誠意を示し、獲得に至った。

 今季、最下位に沈んだ楽天の弱点は明白だった。チーム打率2割6分5厘、総得点576はいずれもリーグワースト。防御率2点台の岩隈が10勝止まりだったように、打線が足を引っ張り続けたシーズンだった。三塁を主に守った中村紀を戦力外で放出し、新たに打線の中心となれる内野手の獲得を目指していた。
 岩村は2008年、弱小球団だった米大リーグのレイズを攻守で引っ張り、ワールドシリーズ進出の原動力となった。最下位からの巻き返しを狙う楽天でも、それと同じ役割が求められる。岩村は「大リーグで得たものを出さないといけない。優勝の可能性はすべてのチームにあるのだから、それを目指す」と言い切った。

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2010年11月17日のニュース