黒田 ドジャースと“勝負の単年10億”再契約

[ 2010年11月17日 06:00 ]

ドジャースと再契約を結んだ黒田

 ドジャースは15日(日本時間16日)、FAとなっていた黒田博樹投手(35)と再契約を結んだと発表した。1年契約で年俸1200万ドル(約9億9600万円)プラス出来高払い50万ドル(約4200万円)。古巣・広島なども獲得に動いていたが「この1カ月間悩み抜き、野球人としてレベルアップしていくには何が必要なのかを考えて決めました」と話した。

 3年目の今季は自己最多の11勝をマーク。安定感抜群の右腕には、ヤンキースなど10球団前後が獲得に乗り出していた。大リーグ関係者は「他球団移籍なら、3年総額4000万ドル(約33億2000万円)が相場」と予測していたが、黒田は「一番力を発揮しやすい環境にあるのがドジャース」とFA市場が活発化する前に残留を決断。「次の年もあると思うと守りに入ってしまう」と自ら単年契約を選んだ。
 「カープが獲得に手を挙げてくれたのはうれしかった」と古巣への愛着を再確認した上で、最終的には来季も最高峰の舞台で勝負することを選択した黒田。「今は1シーズン目いっぱい投げることしか頭にない」と1年勝負で世界一を目指す。

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2010年11月17日のニュース