ソフトバンクファン深いため息…ロッテファンは笑顔

[ 2010年10月14日 22:35 ]

 【ソフトバンク1―3ロッテ】「まだまだいける」。パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージが開幕したヤフードーム(福岡市)では14日、ロッテの勝利が決まると、スタンドを埋め尽くしたソフトバンクファンは大きなため息を漏らしながらも、今後の巻き返しに期待を寄せた。

 試合は2回表にロッテが3点を先制。5回裏に川崎宗則選手がタイムリーヒットを放ってソフトバンクが1点を返すと、“ラッキーカラー”の赤いユニホームを着たファンはメガホンをたたき鳴らして大声援を送ったが、後続が続かなかった。
 10年以上のファンという福岡市の自営業江口昌宏さん(50)は「打てなかった。残念」とがっかり。北九州市の保育士石田亜希子さん(27)は「明日も応援に来ます」と明るい表情で話した。
 一方、レフトスタンドの一角に陣取ったロッテファンは快勝に満足げ。周りは見渡す限りソフトバンクファンだったが、負けじと手拍子や太鼓で懸命に応援。跳びはねながら大きな声援を送った。千葉県柏市から親子3人で来たという飲食店店長豊田哲也さん(30)は「成瀬投手が頑張ってくれた。千葉に戻って日本シリーズを戦ってほしい」と笑顔で話した。

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2010年10月14日のニュース