「6番・坂本」!原監督、2位死守へ打順変更

[ 2010年10月5日 06:00 ]

ラミレス(手前)から直接指導を受ける坂本

 巨人・原監督が賭けに出た。4日、川崎市のジャイアンツ球場で練習した指揮官は、坂本を6番に置いた新打線で臨む考えを示唆。CSを控えた残り3戦で異例の打順変更に「坂本?昇格人事で6番で出そうと思う」。

 最近4試合の19打席で12度もフライアウトに倒れていた1番・坂本を2日の横浜戦(東京ドーム)後に「ポップフライ病」と酷評したが、今季3本のサヨナラ弾を放っている勝負強さは買っていた。「今年は6番がダメだった」と原監督。今季ここまで6番で先発した9人の成績は打率・263、21本塁打、60打点。昨季の打率・299、30本塁打、86打点と比べて差は歴然だった。
 坂本はラミレスから助言を受けてタイミングの取り方を修正。「1番でも6番でも任された打順でしっかりやるだけ」と意気込んだ。代役の1番は長野、脇谷らが候補となる。2位でのCS進出に向けて負けられない状況で行う打順変更は、果たして吉と出るか凶と出るか。

 ≪今季は9人が「6番」も…≫今季ここまでの巨人で先発6番を務めたのは9人。最多は52試合の長野で成績は打率・274、10本塁打、22打点。以下エドガー35試合、高橋19試合、谷17試合と続く。先発6番の合計成績は打率・263、21本塁打、60打点。同7番の打率・293、18本塁打、67打点と比較すると、やや物足りない数字だ。

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2010年10月5日のニュース