安定感あるレンジャーズ ヤンキースは初戦がカギ

[ 2010年10月5日 14:13 ]

 米大リーグは6日(日本時間7日)からプレーオフの地区シリーズ(5回戦制)が始まる。ア・リーグはワールドシリーズ連覇を狙うヤンキースがワイルドカード(WC=最高勝率2位球団)での出場となった。

 ▽レイズ(東地区)―レンジャーズ(西地区)
 投打のバランスはレンジャーズが上。リーグトップのチーム打率2割7分6厘をマークした打線は、主砲のハミルトンが故障から復帰したのが大きい。投手陣も途中加入の左腕リーら、安定感がある。チームは1999年以来のポストシーズン。あとは抑えの新人フェリスら若手がどれだけ力を発揮するかにかかる。
 レイズはシーズン最終戦で地区優勝を決めた。チーム打率は相手より3分近く低いが、そつのない攻撃でリーグ3位の802得点。ただ19勝左腕プライス以外の先発陣が終盤調子を崩したのが気掛かりだ。
 ▽ツインズ(中地区)―ヤンキース(WC)
 ヤンキースは21勝左腕サバシアで臨む初戦を勝つことが重要。故障明けのペティットら投手陣に不安はあるが、テシェイラ、ロドリゲス、カノのクリーンアップは昨季に劣らぬ得点力を保つ。2003年以降のツインズとの地区シリーズは9勝2敗と圧倒しており、相性の良さを生かしたい。
 ツインズは投で今季17勝を挙げて復活した元ヤンキースのパバーノ、打ではひざ痛を抱える昨季のリーグ最優秀選手、マウアーが鍵を握る。(共同)

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2010年10月5日のニュース