連覇への第一歩 中京大中京「非常に苦しい試合」も底力みせた

[ 2010年8月9日 10:51 ]

中京大中京―南陽工 7回裏中京大中京1死二塁、左中間に適時三塁打を放ち一塁を回る小木曽

 【中京大中京2―1南陽工】夏連覇に向けて中京大中京が薄氷を踏む思いで1回戦を突破した。

 試合終了後、大藤監督は開口一番「非常に苦しい試合でした」。再三の先制機をつぶし、逆に1点を選手される展開に重苦しい雰囲気も漂ったが、1番小木曽が起死回生の同点三塁打を放ち、相手の中継が乱れるとすかさずホームを駆け抜け逆転した。
 「いいところと悪いところが交互に出る子だったが、一番大事なところでいいプレーが出た」と指揮官は殊勲の中堅手をほめた。
 守っても2年生の浅野から昨夏の甲子園での決勝でも投げた森本のリレーで最少失点に抑えた。「今年のチームは力がない。ロースコアにならないと勝てない」と繰り返す大藤監督だが、26回目出場の名門の底力は計り知れない。

続きを表示

2010年8月9日のニュース