スーパーキャッチ！イチローにオルティスあきれ顔

レッドソックス戦の１回、オルティス（手前）の本塁打性の大飛球を好捕しベンチへ戻るマリナーズのイチロー

　【マリナーズ６－８レッドソックス】マリナーズのイチローが本塁打性の打球をスーパーキャッチした。

　初回２死、オルティスが放った滞空時間の短い弾丸ライナーに対し、フェンス際でジャンプ。打球は途中でポール方向にスライスしたが、とっさの反応で左肩を開いてグラブを出し、もぎとった。「計算する余裕も、意図的に何かをやる余裕もない。オレも（どう反応したか）分かんない」。捕球と同時にフェンスに激突したが、すぐに起き上がり、球を観客席に投げ入れた。本塁打を捕られた格好のオルティスは「あれがイチロー。今度は２階席に打ち込まないとダメだ」とあきれ顔だった。
　チームは９回に５点差を追いつき、イチローは延長１２回無死一塁で岡島からこの日初安打となる三塁内野安打を放った。しかし、この後１死満塁の好機を生かせずに、１３回で敗戦。今季を象徴するような試合だった。