岸 菊池に新人の心得3カ条

[ 2010年1月5日 06:00 ]

トークショーで笑顔を見せる(左から)中村、岸、栗山

 西武・岸孝之投手(25)が4日、中村、栗山とともに西武池袋本店で新春トークショーを行い、ドラフト1位左腕の菊池(花巻東)に、新人の心得3カ条を説いた。

 (1)自然体で溶け込め 涌井が「少しずつ崩したい」と話すなど、まじめな人柄の菊池。それでも岸は「1年目は緊張したけど、西武は環境が優しい。僕が溶け込めましたから心配しないでいい」と自然体で臨むようにアドバイスした。
 (2)1月はマイペースで調整しろ 9日から始まる新人合同自主トレ。「“目立とう目立とう”となるけど、無理しない方がいい。飛ばしすぎないように」と、オーバーワークは厳禁とした。
 (3)ブルペンでは隣の投手を見るな 「隣で投げる球は速く見える。思い切り投げたりするとダメ。力んでしまうので」と捕手のミットに集中することを勧めた。
 入団1年目から11勝を挙げた岸の言葉は説得力十分。自身の目標は「最低でも2ケタ。去年(13勝)以上を目指したい」と宣言し、デーゲームを1勝4敗と苦手としただけに「早寝早起きを心掛けたい」と対策を口にした。

 ≪“奪回”へ気勢≫西武の小林球団社長が、埼玉・所沢の球団事務所での仕事始めで、球団職員に向けて訓示を述べた。「今年も1年間、頑張っていきましょう」とあいさつ。2年ぶりの日本一奪回へ、オフにはブラウン、シコースキーの両外国人を獲得するなど補強を敢行。巻き返しの1年へ決意を新たにしていた。

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2010年1月5日のニュース