長野“ホンダ魂”で11時11分11秒始動

[ 2010年1月5日 06:00 ]

「1」へのこだわりを見せる長野が午前11時11分に始動する

 巨人にドラフト1位で入団した長野久義外野手(25=ホンダ)が4日、川越市内にある古巣の練習場で自主トレを行った。昨年のホンダのスローガンが「一への執着」だったことから、自身の希望で午前11時11分11秒にグラウンド入り。キャッチボールなど約2時間体を動かした。

 「1にこだわるというのをやっていきたい。1球1球、1打席1打席を大切にしたい」。定位置奪取を狙う長野が口にしたのは“ホンダ魂”だ。巨人の外野陣は、昨季首位打者のラミレス、新人王の松本、WBC代表の亀井を軸に、ベテランの谷、腰痛からの復活を期す高橋由、俊足巧打の鈴木尚とタレントぞろいの最激戦区。しかし「12球団で1番厳しい外野陣だけど先輩の胸を借りるつもりで頑張りたい」と覚悟はできている。

 準備にも抜かりはない。飛距離を伸ばすために、従来使っていたバットを10グラム重い910グラムに変更。日課の腹筋200回以上は年末年始も休まず継続し「体重を78キロからもう少し増やせれば。1年通して動けるように、走り込みも時間があれば少しでもやりたい」と肉体強化にも励んでいる。

 プロ1年目の抱負は「勝負強い打撃で打点を取りたい。出塁率もこだわりたいし、塁に出たら走りたい」と気合十分。達成すれば史上2度目の1チームから3年連続新人王については「頑張ります」と表情を引き締めた。夢をかなえて巨人へ入団した長野が1並びのスタートでNo・1を目指す。

続きを表示

2010年1月5日のニュース