阪神、走塁にバント練習…来季に向けて緻密さを徹底

[ 2009年11月2日 18:04 ]

 走塁練習に進塁打、そして送りバント。阪神は今季できなかった緻密な野球を目指している。高知県安芸市で行われている若手主体の秋季キャンプでは、さまざまな練習を取り入れている。

 今季の盗塁数は昨季よりも17個増えたが、リーグ4位の79とまだ少ない。このキャンプではスタートに重点を置く。室内にテレビを持ち込み、他チームの投手の映像を見ながら走るタイミングを計る。くせなど気付いたことがあれば、その場でメモ。これまでにない練習方法に、鳥谷は「イメージをつくりやすい」と話した。
 連日、マシンを相手に延々と“特バント”を実施。数をこなしていくうちに、若手の意識も変わった。休日返上でバント練習をした上本は「こんなに練習をしたのは初めて」。和田打撃コーチは「緊迫した場面の代打でも、バントができる自信をつけてもらいたい。失敗で負けることはしょっちゅうある」と語った。
 徹底した反復練習で来季につなげたいところ。真弓監督は「すぐにはうまくならない。続けていかないと身に付かない」と厳しい口調だった。

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2009年11月2日のニュース