パ・リーグから5年連続!沢村賞に西武・涌井

[ 2009年11月2日 17:07 ]

10月4日の楽天戦で16勝目を挙げた西武・涌井

涌井、力と技で受賞…5年目で「鉄腕」に変身

沢村賞という冠としては…成績への物足りなさも

川上以降は受賞なし…セの投手に奮起促す

 プロ野球創設期の名投手、故沢村栄治氏を記念した「沢村賞」の選考委員会(土橋正幸委員長)が2日、東京都内で開かれ、パ・リーグの最多勝に輝いた涌井秀章投手(23)が選出された。涌井は初受賞。西武からは2001年の松坂大輔(現レッドソックス)以来で、5年連続でパの投手が選ばれた。
 今季の涌井は27試合に登板し16勝6敗、防御率2・30。両リーグ最多となる211回2/3を投げ、11完投(4完封を含む)を記録した。
 同賞は先発完投型の本格派投手が対象。選考基準は15勝、防御率2・50、200投球回、10完投、150奪三振、登板25試合、勝率6割の7項目。涌井だけが全項目をクリアした。
 選考委員の堀内恒夫氏(前巨人監督)は該当者なしも検討したことを明かし、「項目をクリアしているのは涌井しかいないが、もう少し数字的にレベルの高いものが欲しい」と苦言も呈した。

 ▼西武・涌井秀章投手の話 めったに選ばれない賞なので、聞いた瞬間は素直にうれしかったです。奪三振の数も多かったし、一人だけ2けた完投していたので可能性はあるかなと思ってました。

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2009年11月2日のニュース